「屋根が危険です!」は詐欺かも。急増するリフォーム点検商法から高齢の親を守る5つの対策【2026年版】
「お宅の屋根、ひびが入っていますよ!
無料で点検しますね」
突然やってきた業者がそう言ったら、
あなたの親は断れるでしょうか?
じつは今、このような「点検商法」による
リフォーム詐欺が急増しています。
しかも、被害者の多くは高齢者なんです。
【この記事でわかること】
・急増するリフォーム点検商法の具体的な手口
・高齢の親が特に狙われやすい理由
・今日から使える5つの断り方・対策
急増する「点検商法」の実態
警察庁の発表によると、
2024年に全国の警察が受理した
訪問販売に関する被害相談は1万7,703件。
前年比1.5倍という急増ぶりです。
そのうち屋根や外壁の「点検商法」を巡る
摘発件数は66件で、過去最多を記録しました。
国民生活センターの調査では、
屋根工事の点検商法における
契約当事者の8割超が60歳以上。
つまり、このトラブルは
高齢者の親を持つすべての家族に
関係する問題なんです。
「点検商法」の典型的な手口
手口①:「近所で工事中」「無料点検」と言って近づく
「近くで工事をしていて、ご近所にご挨拶に来ました」
「外から見たらお宅の屋根が心配で…無料で確認しますよ」
こうした言葉で警戒心を解き、
自宅の敷地や屋根に上がろうとします。
見た目も作業着で来ることが多く、
本物の業者と区別がつきにくいのが特徴です。
手口②:屋根に上がって「証拠写真」を見せる
屋根に上がることを許可してしまうと、
そこからが本番です。
悪質な業者は
わざと屋根瓦を壊してから写真を撮り、
「ほら、このままでは雨漏りしますよ」と
不安をあおります。
さらに「今すぐ直さないと
ご近所に迷惑がかかります」と
焦らせて契約を急がせます。
手口③:その場で高額な工事契約を迫る
「今日だけの特別価格です」
「次の工事チームが近くにいるので今すぐなら安くできます」
時間的なプレッシャーをかけて、
家族に相談する間を与えません。
契約書にサインをさせてしまえば、
あとから解約が難しくなります。
なぜ高齢の親が狙われやすいの?
点検商法で被害を受けた相談者のうち、
65歳以上が全体の48.7%と最も多く、
高齢者が圧倒的に狙われやすい実態があります。
理由は主に3つです。
① 在宅時間が長い
日中に突然訪問されても、
断りにくい状況になりやすい。
② 「断るのは失礼」という意識
礼儀を大切にする世代ほど、
玄関先での強引な勧誘を断りきれないことがある。
③ 家のことが心配
「屋根が危ない」と言われると、
子どもに迷惑をかけたくない一心で
急いで解決しようとしてしまう。
今日から使える5つの断り方・対策
対策1:「結構です」の一言だけでいい
玄関先で何を言われても、
まず「結構です」とだけ言って
ドアを閉めていいんです。
「せっかく来てくれたのに…」と
罪悪感を感じる必要はありません。
相手の話を聞けば聞くほど、
断りにくくなる罠にはまります。
対策2:屋根・敷地には絶対に上げない
「ちょっと見るだけ」と言っても、
屋根への立ち入りは絶対に断る。
一度上げてしまえば、
「証拠写真」を作られてしまう可能性があります。
「家族に相談しないと決められません」
これだけ言えば、まともな業者なら引き下がります。
対策3:その場で絶対にサインしない
「今日だけ」「今すぐ」は詐欺のサインです。
本物の優良業者は、
即決を迫ることはしません。
「考える時間をください」
「子どもに確認してから連絡します」
これを繰り返すだけでOKです。
ちなみに、万が一サインしてしまっても
8日以内なら「クーリングオフ」で解約できます。
消費者ホットライン(☎188)にすぐ相談を。
対策4:業者の身元を必ず確認する
まともな業者なら、
会社名・住所・電話番号が書かれた名刺を出します。
その場でスマホで会社名を検索し、
口コミや所在地が存在するか確認しましょう。
「登録業者かどうか」は
国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」
で調べることができます。
対策5:家族のLINEグループで情報共有する
「業者が来たら必ず連絡して」と
親に伝えておくだけで、
被害を防げるケースが多くあります。
親子・兄弟でグループLINEを作り、
「今日こんな人が来た」と気軽に報告できる
関係を作っておきましょう。
遠く離れた親の変化にも
いち早く気づけます。
【今日からできる対策まとめ】
✅ 「結構です」の一言で玄関を閉めていい
✅ 屋根・敷地には絶対に上げない
✅ その場でサインしない(「家族に相談します」)
✅ 万が一サインしたら8日以内に☎188へ
✅ 業者の名刺・会社名をその場で検索する
✅ 家族LINEで「変な業者が来たら教えて」と共有する





