そのQRコード、本物ですか?急増する「クイッシング詐欺」の手口と今すぐできる5つの対策【2026年版】
【この記事でわかること】
・QRコード詐欺「クイッシング」がどんな手口で行われているか
・危険なQRコードと安全なQRコードの見分け方
・今すぐできる5つの具体的な対策
・離れて暮らす高齢の親を守るために共有すべきポイント
QRコード詐欺「クイッシング」とは?
「クイッシング(Quishing)」とは、
QRコード(QR)とフィッシング(Phishing)を
組み合わせた造語です。
悪意のある偽のQRコードを使って、
フィッシングサイトに誘導したり、
マルウェア(ウイルス)を仕込んだりする
サイバー犯罪の手口なんです。
じつは、この被害が急増しています。
国民生活センターへの相談件数は、
2025年度の8カ月だけで5,107件と過去最多を更新しました。
ちなみに、QRコードはスキャンするまで
URLが表示されません。
「見ただけではわからない」という点が
詐欺師に悪用されているんです。
警察実務経験25年のかっちゃんから言わせてもらうと、
この手口は今後さらに増えると思っています。
ぜひ今日のうちに知っておいてください。
こんな場所で起きている!
よくある手口4選
「クイッシング」はどんな場所で起きているのでしょうか。
身近な4つの手口をご紹介します。
①お店のQRコードにシールを貼り付ける
レストランのテーブルやポスターに貼ってある
正規のQRコードの上に、
偽のQRコードシールを貼り付ける手口です。
スキャンすると偽サイトに飛ばされ、
クレジットカード番号や個人情報を
入力するように誘導されます。
日本でも、飲食店のメニュー用QRコードや
キャッシュレス決済用のQRコードへの
すり替えが確認されています。
②偽のチラシ・ポスターに記載
実在するサービスや店舗を装った
偽のチラシをポストに投函したり、
街中に貼ったりするケースもあります。
「特別キャンペーン実施中!
今すぐこちらからご登録を」などと書かれ、
QRコードをスキャンさせる手口です。
見た目がきれいに作られているので、
本物のチラシと見分けがつきにくいのが
厄介なところです。
③メール・SNSで送りつける
銀行や通販サイト、宅配業者などを
装ったメールにQRコードを添付する
手口も増えています。
「セキュリティ確認が必要です。
QRコードをスキャンしてください」
などと書かれていることが多いです。
普通のフィッシングメールはURLリンクが使われますが、
QRコードにすることでセキュリティソフトの
検知を逃れようとしているんです。
④返金詐欺型
「購入した商品が欠陥品だったので返金します」
と連絡が来て、返金のためにQRコードを
送ってくる手口です。
そこで言われるままに金額を入力すると、
じつは詐欺師の口座に
送金してしまう仕組みになっています。
「返金なのにQRコード?」と思ったら、
まず立ち止まって疑うことが大切です。
危険なQRコードの
見分け方3つのポイント
では、危険なQRコードをどうやって
見分ければいいのでしょうか?
3つのポイントをお伝えします。
ポイント①:シールが貼られていないか確認する
QRコードをスキャンする前に、
コードの表面をよく見てください。
浮き上がっていたり、シールが貼られていたり、
印刷ではなく後から貼り付けた跡がある場合は
要注意です。
指で軽く触れてみると確認しやすいです。
ポイント②:スキャン後のURLプレビューを確認する
iPhoneやAndroidのカメラでQRコードを
読み取ると、URLのプレビューが表示されます。
タップ(開く)する前に、
そのURLをしっかり確認してください。
・URLが「http://」(httpsではない)
・URLが意味不明な英数字の羅列
・日本語のサービス名なのに英語のURL
こういった場合は、開かないようにしましょう。
ポイント③:個人情報の入力を求めてきたら即停止
QRコードをスキャンしてサイトが開き、
いきなりクレジットカード番号や
パスワード・住所などの入力を求めてきたら、
迷わず画面を閉じてください。
「このサービスを利用するために必要」
「今すぐ入力しないとキャンセルになります」
など、焦らせる文言も詐欺のサインです。
今すぐできる5つの対策
知識を持つだけでなく、
実際に行動できることが大切です。
今日からできる5つの対策をご紹介します。
対策①:スキャン後のURLを確認してからタップする
QRコードをスキャンしたら、
すぐにタップせず一呼吸おいてURLを確認する。
この「1秒の確認習慣」だけで、
多くの被害を防ぐことができます。
対策②:公共の場所のQRコードはシールを確認する
お店や街中のQRコードを使う前に、
シールが貼られていないか指で触れて確認を。
不自然な感じがしたら、
店員さんに「このQRコード、大丈夫ですか?」
と確認してみましょう。
対策③:不審なメール・チラシのQRコードはスキャンしない
知らない差出人からのメールや、
心当たりのないチラシに書かれた
QRコードは絶対にスキャンしないこと。
「お得な情報」「キャンペーン当選」など、
魅力的な文句がついていても
まず疑う姿勢を持ちましょう。
対策④:セキュリティアプリを活用する
警察庁も無料・有料のスマホ用セキュリティアプリの活用を推奨しています。
スマホのセキュリティ対策については、ぜひあわせて確認してみてください。
対策⑤:家族で「QRコードルール」を共有する
特に高齢の親御さんは、
QRコードの仕組みを詳しく知らないまま
スキャンしてしまうことがあります。
「知らないQRコードはスキャンしない」
「スキャンしたら、開く前にURLを確認する」
こんなシンプルなルールを家族で決めておくだけで、
被害を大幅に防ぐことができます。
次に会ったとき、あるいは電話でもいいので
ぜひ親御さんに伝えてあげてください。
【今日からできる対策まとめ】
✅ QRコードをスキャンしたらURLプレビューを確認してからタップ
✅ お店・街中のQRコードはシールの貼り付けを指で確認
✅ 知らない差出人からのメール・チラシのQRコードはスキャンしない
✅ セキュリティアプリ(月300〜500円程度)で自動ブロックする仕組みをつくる
✅ 離れて暮らす高齢の家族に「怪しいQRコードはスキャンしない」ルールを共有する
QRコードは便利なツールです。
でも、使い方を知らないと
危険な落とし穴になることがあります。
今日からほんの少し「確認する習慣」を持つだけで、
大切な個人情報とお金を守ることができます。
防犯は怖がることではなく、知ること。
まずは今日、家族に一言伝えてみてください。





