公園は子どもが自由に遊べる楽しい場所ですが、
同時に 不審者が接触しやすい場所 でもあります。
特に、
-
夕方
-
子どもが少ない時間
-
死角のある遊具周辺
は危険が高まります。
この記事では、警察実務経験にもとづいて
公園で起きやすい危険 と 子どもに教えるべき行動 をわかりやすく解説します。
■公園で起きやすい不審者の行動パターン
① 声かけ(最も多い)
子どもを狙った犯罪の入口は、ほとんどが「声かけ」です。
【典型的な言葉】
-
「一緒に遊ぼう」
-
「親御さん呼んであげるよ」
-
「お菓子あるよ」
-
「写真撮らせて」
特に“優しいふりをして距離を縮める” 行動に注意。
② スマホでの撮影
最近増えているのが、
遊具の近くで子どもを撮影する不審者。
-
遠くからズーム
-
ベンチでスマホを構えて待つ
-
動画を撮りながら近づく
この場合もすぐに距離を取る必要があります。
③ 遊具の影やトイレに誘導する
遊具の裏側、トイレ、物陰は犯罪が起きやすい「死角」です。
-
遊具の裏にサッと入る
-
トイレに誘う
-
ベンチの横に座る
など、不自然な接近に注意。
④ 子ども同士のトラブル・SNS撮影
不審者だけでなく、
子ども同士の動画撮影やSNS投稿がトラブルになりやすいです。
■公園で“特に危険”な場所
① 遊具の裏側・陰
見えにくく、逃げにくい場所。
不審者が最も狙うポイント。
② 公園外周の植え込み
木や草の影に隠れられやすい。
③ 公衆トイレ
犯罪統計上も、トイレ周辺は危険が高め。
④ ベンチが多い広場
不審者が「待つ」ために利用しやすい場所。
■子どもに教える「危険察知」の方法
① 近づいてくる大人は“全員注意”
子どもは「優しそう」「話しやすそう」で判断しがち。
大人が子どもに近づく時点で 警戒レベルを上げるのが大事。
② 「この人知らない」と思った瞬間に距離を取る
判断の遅れが危険につながります。
③ 背中を向けず横移動で離れる
背中を見せないほうが逃げやすく、距離を取る時間も稼げる。
■具体的に教えたい「声の出し方」と「逃げ方」
① 声の出し方(親子で練習すると効果的)
子どもは“知らない人に強く言う”練習をしていないため、
とっさに声が出ないパターンが多いです。
【言うセリフの例】
-
「来ないで!」
-
「やめてください!」
-
「知らない人です!」
短く強く言うのがポイント。
② 逃げ方の練習(とても大切)
逃げる方向は 親のいる方向 に統一しておくと混乱しにくい。
【逃げるときの基本】
-
振り向かない
-
とにかく人のいる場所へ走る
-
トイレ・遊具の裏には行かない
-
公園外へ出る場合は道路に注意
③ 防犯ブザーは「走りながら鳴らす」
止まって鳴らすのは危険。
ブザーを鳴らしたらそのまま走り続けることを教える。
■親ができる「公園の安全準備」
① 公園を“安全マップ”として確認しておく
事前に公園を歩き、
-
遊具の裏
-
トイレ
-
植え込み
-
死角になるベンチ
をチェックし、子どもに伝えておく。
② 防犯ブザーは見える位置につける
リュックにぶら下げるのが効果的。
「外に見せる」だけで抑止力が上がる。
③ 位置情報(GPS)の設定
-
みてねGPS
-
AirTag(ランドセル内に)
-
キッズケータイ
帰宅が遅いときに把握しやすく安心。
④ 公園は「安全な時間帯」を選ぶ
-
人が多い時間
-
明るい時間
-
死角の少ない公園
夕方は特に注意。
■公園での不審者対策【まとめ】
✔ 優しい声かけこそ最も危険
✔ 遊具の裏・トイレ・植え込みには近づかない
✔ 不審者に背を向けず、横移動で離れる
✔ 防犯ブザーは“走りながら”鳴らす
✔ 親子で「逃げる方向」を統一
✔ 公園のリスクマップを共有する
公園は子どもにとって大切な遊び場。
だからこそ、安全に遊べる環境づくりは家庭でできる最強の防犯対策です。
今日からできることを、少しずつ親子で実践してみてくださいね。

