塾・習い事の「待ち時間」は、子どもが狙われやすい時間帯です。
特に 親が来るまでの10〜20分間 は、子どもが一人になりやすく、不審者が近づきやすい状況が整いやすい時間です。
この記事では、警察実務経験にもとづき、
習い事の“待ち時間”に潜む危険 と すぐできる安全策 をわかりやすくまとめました。
■習い事の待ち時間に起きやすい危険とは?
① 子どもが一人になる“スキマ時間”が狙われる
授業が終わって、親が来る前の数分。
この“隙”が最も危険です。
【起きやすいケース】
-
外で親を待っている
-
教室前の通路で1人
-
友達を待つために建物外へ出る
この時間は、声かけ事案 が多い傾向にあります。
② 車での「誘い出し」が発生しやすい
塾・教室付近は車通りが少なく、人目が届きにくい道路が多い。
【典型的な手口】
-
「送っていってあげるよ」
-
「親が迎えに来られへんって言ってたよ」
-
「お菓子あげるからこっち来て」
習い事付近は車で近づきやすく、連れ去りリスクが高い場所でもあります。
③ トイレやコンビニ内での接触
待っている間に、子どもが1人でトイレやコンビニへ行くケースも多いです。
【危険ポイント】
-
個室内
-
多目的トイレ
-
匿名で近づけるコンビニの雑誌コーナー
実際、不審者が「トイレに付いていく」事案も発生。
④ 同年代の子ども同士のトラブル
習い事の待ち時間は、SNS交換・ゲーム・動画撮影などが行われやすく、
そこから いじめ や 情報流出 に発展することがあります。
■待ち時間に起きるトラブルの典型パターン
① 外で立っているところを声かけ
「何してるの?家はどこ?」
「送ったるわ」
このタイプはどこにいってもいます。
② LINE交換・SNS交換
親の知らぬ間にSNSを交換し、そこからトラブルへ。
③ 友達との口論・動画撮影
動画を撮って拡散される“隠し撮りトラブル”も増えています。
④ コンビニでのおつり詐欺・万引き巻き込み
待ち時間の立ち寄り先で起きる小さなトラブルも多い。
■今日からできる待ち時間の安全対策
① 親が必ず「迎えの時間」を固定する
到着時間がズレるほど、待ち時間が長くなり危険が増えます。
おすすめの伝え方
-
「5分前には教室の外に出ない」
-
「親が建物内に着いてから出る」
これだけでリスクは半分になります。
② 外ではなく“建物の中”で待たせる
どれだけ安全に見える場所でも、
屋外での一人待機は絶対NG。
建物内の
-
受付付近
-
教室前の廊下
-
モニター前の共有スペース
で待たせましょう。
③ 子どもに“待ち時間専用ルール”を作る
【ルール例】
-
外には出ない
-
トイレは教室内のものだけ使う
-
友達でもSNS交換しない
-
コンビニに一人で行かない
-
車の誘いは無視して走る
紙にして渡すと守りやすいです。
④ 防犯ブザー・GPSを持たせる
持っているだけで防犯効果が高まります。
【アイテム例】
-
みてねGPS
-
キッズケータイ
-
防犯ブザー(大音量タイプ)
⑤ トラブル時の“駆け込み場所”を教える
習い事付近にある
-
コンビニ
-
商店
-
駅
-
交番
どこに助けを求めるか“一緒に歩いて確認”しておくことが大事。
■習い事ごとの危険ポイントチェックリスト
■英会話教室
✔ ビルの共用トイレは危険
✔ 受付に近い席で待つ
✔ ビル外に出ない
■ピアノ・音楽教室
✔ 個室から出たら廊下で待つ
✔ 駐車場には行かない
■スイミング
✔ ロッカーでのトラブルに注意
✔ 閉館時間ギリギリは危険
■学習塾
✔ 建物の裏口・非常階段は危険
✔ SNS交換トラブルが多い
✔ 先生の目が届く場所で待つ
■まとめ|“数分の油断”をなくせば子どもは守れる
習い事の待ち時間は、
親が少し遅れただけで危険が増える時間帯。
しかし、
-
迎えの時間を固定
-
待つ場所を決める
-
ルールを作って共有する
-
GPSや防犯ブザーを活用
この4つだけで、ほとんどのトラブルを未然に防ぐことができます。
今日から、親子で安全チェックをしてみましょう。

