SNSは便利な反面、子どもが巻き込まれやすいトラブルが非常に多い領域です。
特にオンラインゲーム・TikTok・Instagram・LINE では、
「誘い出し」「個人情報の流出」「いじめ」など深刻な問題が増えています。
この記事では、警察実務経験をふまえ、
家庭で今日からできる具体的なSNS安全対策 をわかりやすく解説します。
■ 子どもが巻き込まれやすいSNSトラブルとは?
① 個人情報の特定(住所・学校・通学路)
SNS上で、何気ない写真や投稿から
家の場所・学校・習い事が特定されるケースが多発しています。
【危険例】
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制服
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帰宅ルート
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玄関の表札
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マンションの特徴的な外観
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習い事の看板
写真1枚でも、犯罪者は簡単に手掛かりを集めます。
② オンラインゲーム経由の誘い出し
子どもが特に巻き込まれやすいのが
「ゲーム内チャット」での誘い出し。
【典型的な手口】
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優しく声をかけ仲良くなる
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秘密の話を共有しようとする
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オフラインで会おうと誘う
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ギフト獲得を口実に連絡先を要求する
オンラインゲームは 名前・年齢・住所を偽るのが簡単 なので要注意。
③ なりすましアカウントによる嫌がらせ
SNSでは「別人のふり」や「匿名」が簡単にできるため、
子ども同士のトラブルにも発展しやすいです。
【発生例】
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勝手に写真を使われる
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偽アカウントで投稿される
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嘘の噂を流される
④ 写真・動画の悪用
撮られた写真が、加工されたり再投稿されて悪用されるケースも増えています。
特に 水着・部屋・鏡越しの写真 は要注意。
■子どもを守るために家庭で作っておきたいルール
① SNSは「親が管理者」になる
子ども自身に任せるのではなく、
アカウント設定は親が必ず管理者になりましょう。
【親が管理するポイント】
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プライバシー設定(公開→非公開へ)
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フォロワーの許可制
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いいね・コメントの公開範囲
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連絡先を同期させない
② 投稿前に必ず「親に見せる」ルール
投稿によるトラブルの7割は「写真・位置情報」から始まります。
✔ 制服なし
✔ 家の外観なし
✔ 位置情報OFF
✔ 友だちの写真NG
これを チェックリスト化 して冷蔵庫に貼るのも効果的。
③ ゲーム内チャットは使わせない
最も危ないのはゲーム内チャット。
実務では 犯罪者が一番悪用するのがここ です。
家庭ルールにこう書いておくと◎👇
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ゲーム内のチャットは禁止
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個人チャットは使わない
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ボイスチャットはオフ
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オンラインは知り合いだけ
④ 時間と場所を決めて使用させる
SNSやゲームは「どこでも」「いつでも」できる状態が危険。
【おすすめルール】
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SNSはリビングでのみ使用
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夜21時以降はスマホをリビングに置く
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スクリーンタイムで使用時間を制限
⑤ トラブルが起きたときの相談先を共有
子どもはトラブルを言い出しにくい傾向があります。
【親子で必ず共有】
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LINEのブロック方法
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いじめ相談窓口
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学校の担任
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家庭内で決めた“合言葉”(SOSサイン)
■知らないと危険!SNSの隠されたリスク
①「フレンドのフレンド」機能
親は見落としがちですが、
子ども同士がつながると、“さらにその友だち” まで繋がっていきます。
→ 悪意ある大人が混ざりやすい。
② 過去写真からの「逆特定」
部屋の家具や背景、窓や道路の形状だけでも
位置特定されるケースが増えています。
③ SNS依存によるトラブル
「通知がこないと不安」「フォロワー数を気にする」など、
心の健康にも影響を与えます。
■今日からできる“子どもを守る対策まとめ”
✔ プライバシー設定は親が管理
✔ 投稿前に見せる
✔ ゲーム内チャットは禁止
✔ 使用場所をリビングに限定
✔ 位置情報は常にOFF
✔ 投稿写真は背景に注意
✔ トラブル相談先を共有
子どもにとってSNSは身近で便利ですが、
使い方ひとつで危険を大きく減らすことができます。
家庭でできる範囲から、今日から安全対策を始めましょう。

