いつも私のブログを読んでくださって
本当にありがとうございます。

特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺などのほかに
バイト感覚で犯罪行為を強要する 「闇バイト」が社会問題になっています。

今回のブログでは、
ご家族の中で闇バイトによる犯罪者が生まれるのを防止するために
実例を交えて書いてみました。

是非ご覧ください。

はじめに:闇バイトは“気づけば犯罪者”になる罠

近年、SNSや求人サイトで「簡単に稼げる」「高額報酬」などと
甘い言葉で若い世代を狙う“闇バイト”が急増しています。

特に強盗・詐欺・不正送金に利用されるケースが多く、
「軽い気持ちで応募しただけ」のつもりが、
気づけば重大犯罪の実行役にされていた──
という事件が全国で発生しています。

今回は、実際の事件をベースに「特定されないよう加工した実例」を挙げながら、
闇バイトがどのように若者を犯罪へと巻き込むのか。
そして被害者・加害者を生まないために何ができるのかを解説します。


【実例】SNSで応募した若者が“強盗実行役”にされるまで

※特定を避けるため、内容は複数事例を元に再構成したものです。

① SNSで「高額バイト」に応募

地方に住む20代の男性Aさんは、
「日給5万円〜10万円」「誰でもできる簡単業務」
という求人広告をSNSで見つけました。

仕事内容は曖昧で、
「荷物回収のサポート」「現地対応スタッフ」など
ぼんやりした表現ばかり。

しかし、高額報酬に惹かれたAさんは応募してしまいます。


② 連絡は“匿名のチャットアプリ”のみ

応募すると、すぐにメッセージが届きました。

連絡手段は匿名性の高いチャットアプリ。
相手の名前も会社もわからず、履歴書も不要。

最初に送られた説明はシンプルでした。

「依頼者の自宅に行き、荷物を受け取るだけ」
「もし何かあっても黙っていれば大丈夫」

この段階で違和感はありましたが、
「深く関わらなければ問題ない」とAさんは思い込んでしまいました。


③ 現場に向かわせ、最後に“犯罪指示”が追加される

事件当日、指示役から送られたメッセージには
これまで無かった指示が追加されます。

「相手が拒否したら強めに言え」
「相手が動けないよう手を押さえることもある」

ここでAさんは“何かがおかしい”と気づきますが、
すでに現場付近におり、逃げづらい状況でした。

さらに指示役はこう言って脅します。

「途中で抜けたら違約金を払ってもらう」
「住所も電話番号も知っている。逃げられないよ」

Aさんは恐怖心から、現場へ進むしかありませんでした。


④ 被害者宅へ侵入し、強盗事件に発展

指示された住所に行くと、
そこは一般家庭の民家。

インターホンを押すと、
高齢の女性がドアを少しだけ開けました。

その瞬間、
「押し入れ!」というチャットの指示が届き、
Aさんはパニック状態のまま家の中に侵入。

女性を押し倒し、室内を荒らしました。

もちろん荷物回収などという仕事は存在せず、
最初から“強盗実行役”にするための募集 だったのです。


⑤ 犯行後、指示役とは連絡不能に

逃走後、Aさんは報酬を受け取るどころか、
指示役のアカウントは削除され、連絡は一切取れなくなりました。

そして後日、Aさんは警察によって逮捕。

「自分が強盗になるなんて思わなかった」
と供述しましたが、
闇バイトでの犯行は、実行役も立派な“加害者”として処罰されます。


闇バイトに若者がだまされる心理

闇バイトに巻き込まれる人の多くに共通する心理があります。

✔ 高額報酬への誘惑

 普通のアルバイトでは稼げない額を提示し、判断力を鈍らせます。

✔ 「軽作業」と偽る

 犯罪の実体を隠し、危険性を想像させない。

✔ 匿名性が高く、断りづらい

 チャットアプリのみで連絡。逃げ場を奪う。

✔ 恐怖による支配

 途中で逃げようとすると「違約金」「住所バレ」などで脅す。

✔ 罪悪感を薄める演出

 「あなたは荷物を取りに行くだけ」
 「相手が悪いんだから」
 という言い訳で罪をぼかす。


【重要】被害者側から見る“闇バイト強盗”の恐怖

実行役は若者でも、
被害を受けるのは普通の家庭の人たちです。

高齢者が一人で住む家が狙われることも多く、
暴力で押し入られるケースも後を絶ちません。

被害は金銭だけでなく、
心の傷・生活への不安 を生みます。


強盗被害を防ぐために、家庭ができる対策

① 知らない来訪者には応答しない

インターホン越しでも危険。
ドアを少しでも開けるのは非常にリスクが高い。

② 宅配トラブルを装われても、必ず本人確認

宅配会社を名乗る強盗も多数。

③ 不審者情報を家族で共有

自治体メール・警察アプリを有効活用。

④ 玄関・庭・駐車場にセキュリティ強化

防犯カメラ、補助錠、センサーライトは即効性あり。


若者が闇バイトを避けるための対策

① SNSで「高額報酬」「誰でもできる」は100%疑う

正規の仕事は匿名アプリで採用しません。
最低賃金を知ることで、いかに高額報酬かが分かります。
(2025年度日本の最低賃金は、全国加重平均で時給1,121円)

② 仕事内容が曖昧なものには応募しない

「現地対応」「荷物受け取り」「ホワイト案件」は要注意。

③ もし関わってしまったら、即相談

警察、家族、学校などに早めに相談すれば被害は防げます。


まとめ:闇バイトは“誰も幸せにならない”犯罪の入り口

・応募した若者は犯罪者にされる
・被害者は命の危険にさらされる
・指示役は逮捕されにくく、闇バイトを繰り返す

闇バイトは、
関わった人全員を不幸にする “現代型の犯罪システム” です。

この記事が、
犯罪に巻き込まれないための知識として
少しでも役立てば幸いです。

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防犯アドバイザーかっちゃん
警察実務者としての経験を活かし、 女性の一人暮らし・子どもの安全・家庭の防犯対策を “わかりやすくホンネで” 伝えています。 難しい防犯をやさしく、すぐ行動できる形でお届けします。 あなたの毎日がもっと安心で、もっと心地よくなるように—。