【DV被害】「これって暴力?」と迷ったら。2024年の法改正で変わった「守り方」
家庭という密室で起こる
「DV(ドメスティック・バイオレンス)」
ニュースで見かけると
「怖いな」と思う一方で、
「自分には関係ない」
「私が我慢すればいいだけ」
と考えてしまってはいませんか?
今回は、
防犯のプロである
警察実務経験者の視点から‥
「過去最多となっている
DVの現状」
と、
「2024年4月に改正された
新しい法律の話」
そして
「いざという時に
自分を守るための備え」
について、やさしく解説していきます。
この記事のガイド役
カモネギくん
防犯初心者。
「自分は大丈夫カモ?」が口癖。
平和主義だが、少し流されやすい性格。
ガードネギさん
防犯のプロ。
警察官の知識を持ち、
カモネギくんを冷静かつ
優しく守る頼れる存在。
警察への相談は「過去最多」
あなたは一人ではありません
まず知ってほしいのは、
「悩んでいるのは
あなただけではない」
ということです。
警察庁が発表した
最新のデータ(令和5年版)によると、
配偶者からの暴力に関する
警察への相談件数は
8万8,619件。
これは前の年より
4.9%も増えており、
DV防止法が施行されてから
過去最多の数字です。
(出典:警察庁「令和5年の犯罪情勢」)
また、
内閣府の運営する
相談センターへの相談件数も、
年間で
約12万7,000件(令和5年度)
に上ります。
-
身体的暴力:
殴る、蹴る、
物を投げつける -
精神的暴力:
大声で怒鳴る、無視する、
「お前はダメだ」と
人格を否定する -
経済的暴力:
生活費を渡さない、
外で働かせない -
性的暴力:
嫌がっているのに
性行為を強要する
相談件数が
過去最多ということは、
暴力が増えたという
悲しい側面もありますが、
同時に
「もう我慢しなくていいんだ」
と気づき、
声を上げる人が増えている証拠
でもあります。
防犯アドバイザーかっちゃんの「ひとこと」
『警察に相談したら
大ごとになるかも‥』
と不安になる必要はありません。
警察への相談件数が
過去最多ということは‥
それだけ警察も
『家庭内の問題』に介入し、
守る体制を強化している
ということなんです。
【重要】2024年4月から、
法律があなたをより強く守れる
ようになりました
ここで一つ、
非常に大切なニュースがあります。
2024年(令和6年)4月1日から、
「改正DV防止法」
が施行されました。
これまで裁判所が出す
「保護命令
(加害者を近づかせない命令)」は、
主に「殴る・蹴る」といった
身体的な暴力が対象でした。
しかし、今回の改正で、
以下のような
「精神的な暴力」
も保護命令の対象に
拡大されました。
-
「自由、名誉、財産に対する脅迫」が追加
-
「別れるなら
ひどい目に合わせるぞ」と脅す -
「性的な画像をバラまくぞ」と脅す
(リベンジポルノ等の示唆) -
「通帳やカードを取り上げるぞ」と脅す
-
言葉による暴力や脅しによって、
心が支配されて
逃げられなくなっている状態も、
法律は「重大なDV」として認め、
あなたを守ってくれます。
「殴られていないから
DVじゃない」
という思い込みは、
もう捨てて大丈夫なのです。
「暴力のサイクル」を知れば、
冷静になれるかもしれません
DVには、
典型的な「サイクル(繰り返し)」が
あると言われています。
「いつも怖いわけじゃない」
「優しい時もあるから別れられない」
と感じているなら、
このサイクルに
巻き込まれている可能性があります。

-
緊張期(曇り・重圧):
加害者のイライラが募り、
あなたが顔色を伺って
ビクビクしてしまう時期「空気が重い」
と感じます。 -
爆発期(嵐・雷):
暴力や激しい暴言が
爆発する時期。
もっとも危険な状態です。 -
ハネムーン期(晴れ間):
嵐が去った後、
急に優しくなり「ごめん、もう二度としない」
「愛している」と謝ってくる時期
この
「ハネムーン期(晴れ間)」
があるため、
「本当は優しい人なんだ」
「次は変わってくれるはず」
と期待してしまい、
逃げ遅れてしまうケースが
非常に多いのです。
しかし、
天気と同じで、
低気圧(ストレス)が近づけば、
また必ず嵐はやってきます。
今すぐできる
「家庭内の防犯」と「証拠集め」
2024年の法改正により、
「言葉による脅迫」の証拠
がこれまで以上に重要になりました。
水面下で
「準備」
を始めることが、
あなた自身を
守る最大の防犯になります。
1. 証拠を残す
(法改正で重要度アップ!)
警察や裁判所に
動いてもらう際、
客観的な証拠は
最強の武器になります。
-
日記:
「いつ、どこで、何を言われたか」
を具体的に記録する。 -
録音:
「殺すぞ」「画像をばら撒くぞ」
といった脅し文句は、
スマホやレコーダーで録音する。 -
画面保存:
LINEやメールでの脅迫メッセージは、
消される前にスクリーンショットを撮る。
2. スマートフォンのセキュリティを見直す
-
パスコードの変更:
推測されにくいものに変える。 -
位置情報アプリの確認:
知らない間に
監視アプリが入っていないか確認する。
【おすすめアイテム】
法改正に対応した「証拠」のお守り
ここでは、
特に「言葉の暴力」を
証拠として残すために
役立つアイテムを紹介します。
『相手に気づかれずに録音できるグッズ』
なんだ。改正法では『脅迫の言葉』そのものが証拠になるからね。
\法改正で重要度UP!「言葉」を証拠にする/
まとめ:逃げることは、
負けることではありません
DVは家庭という
閉ざされた空間で起こるため、
どうしても発見が遅れがちです。
もし、
あなたやあなたの
大切な人が苦しんでいるなら、
まずは
「#8008(はれれば)」
(DV相談ナビ)
へ電話をしてみてください。
2024年の法改正は、国が
「あなたを守る」
と約束したメッセージでもあります。
逃げることは、
恥ずかしいことでも、
負けることでもありません。
あなたが笑顔で暮らすための、
前向きな「防犯対策」です。
今日からできる準備を、
少しずつ始めてみませんか?





